PEGAZINE-ブログ-
「知っている」と「できる」は違う
#011
「分かりました。」
グラウンドでは、よく聞く言葉です。
でも私は、その返事だけでは安心しません。
本当に大切なのは、その次のプレーだからです。
話を聞けば、知ることはできます。
動画を見れば、理解することもできます。
本を読めば、「なるほど」と思うこともあるでしょう。
しかし、それだけでプレーが変わることはありません。
スポーツは知識を競う競技ではありません。
再現性を競う競技です。
つまり、「知っている人」が勝つのではなく、
「できる人」が勝つ世界なのです。
試合では長く考える時間はありません。
一瞬の判断、一瞬の動きが勝敗を分けます。
だからこそ、頭で理解したことを、体が無意識にできるレベルまで高めなければなりません。
では、「知っている」を「できる」に変えるには何が必要でしょうか。
答えは、とてもシンプルです。
反復です。
できるまで繰り返す。
失敗しても繰り返す。
昨日より一歩前に進むために繰り返す。
ただ数をこなすのではありません。
「何をできるようにするのか」を考えながら、一球一球、一歩一歩を積み重ねることです。
その反復が、知識を技術へ変えます。
技術は、やがて自信になります。
そして、その自信がプレッシャーのかかる試合で、「いつも通り」を生み出します。
だから私は、失敗する選手を責めません。
挑戦している証だからです。
できないことは恥ではありません。
本当に成長を止めるのは、「知っているから大丈夫」と思い込み、挑戦しなくなることです。
できないから練習する。
できなかったことが、ある日突然できるようになる。
その瞬間があるから、スポーツは面白い。

その喜びを知っている選手は、努力を苦しいものとは思いません。
成長とは、知識が増えることではありません。
できることが増えることです。
今日の一本のスイング。
今日の一球のキャッチボール。
今日の一歩の走塁。
そのすべては、「知っている」を「できる」に変えるためにあります。
「知る」で終わる選手にならない。
「できる」まで挑戦し続ける選手であれ。
その積み重ねだけが、本物の実力となります。



