PEGAZINE-ブログ-
結果より、選択を誇れ
#024
スポーツをしていると、どうしても「結果」に目が向きます。
勝ったか、負けたか。
打てたか、打てなかったか。
成功したか、失敗したか。
もちろん、結果は大切です。勝負の世界である以上、結果から逃げることはできません。
でも、私は選手たちに、もう一つ大切にしてほしいものがあります。
それが、「自分がどんな選択をしたのか」
です。

試合では、一球ごとに選択があります。
初球から打ちにいくのか。
次の球を狙うのか。
ランナーを進めるために、何をするのか。
守備で一歩前に出るのか。
仲間に声をかけるのか。
その選択の先に、結果があります。
だから、良い選択をしたのに結果がついてこなかったからといって、その選択まで否定する必要はありません。
逆に、たまたま良い結果になったとしても、そこに良い判断や準備がなければ、それを「成功」として終わらせてはいけません。
大切なのは、結果だけを見るのではなく、
「なぜ、その選択をしたのか」
を考えることです。
たとえば、打ち取られたとしても、「自分の狙い通りの球を、迷わず振りにいった」のなら、その一打には価値があります。
反対に、ヒットになったとしても、「何も考えず、たまたまバットに当たった」のであれば、次につながる学びは少ないかもしれません。

スポーツは、毎回思い通りの結果になるほど簡単ではありません。
だからこそ、結果だけを評価の基準にすると、選手は「失敗」を恐れるようになります。
しかし、本当に強い選手は、失敗を恐れるのではなく、自分で考え、自分で選び、その選択に責任を持つことができます。
私は、選手たちに「結果を気にするな」と言いたいわけではありません。
むしろ、結果にはこだわってほしい。
ただし、結果を変えるためには、その前にある「選択」を変えなければなりません。
どんな準備をするのか。
どんな意識で練習するのか。
どの球を狙うのか。
どこに守るのか。
苦しい場面で、どう動くのか。
その一つひとつの選択が、未来の自分をつくります。

だから、試合が終わったときに、
「勝ったからよかった」
「負けたからダメだった」
だけで終わらせないでほしい。
「私は、あの場面で、自分が納得できる選択をしたか」
そう自分に問いかけてほしいのです。
結果は、相手や状況によって変わります。
でも、選択は自分で変えられます。
だからこそ、結果だけではなく、自分の選択を誇れる選手になってほしい。
良い選択を積み重ねた先に、強さがあります。
そして、その強さこそが、いつか結果を変える力になります。
結果より、選択を誇れ。
自分で考え、自分で決め、自分で一歩を踏み出す。
それが、ペガサスが大切にしたい「強い選手」の姿です。
ギブ&テイク
#017
人は、誰かから刺激を受けながら成長していきます。
すごいプレーを見れば、「自分もあんな選手になりたい」と思う。
誰かの努力を見れば、「自分も頑張ろう」と思う。
誰かの考え方に触れれば、「そんな考え方もあるのか」と、自分の世界が広がる。
人と関わることには、たくさんの学びがあります。
でも、そこで一つ考えてほしいことがあります。
「自分は、誰かに何を与えているだろうか。」
人から刺激をもらう。
人から教えてもらう。
人から勇気をもらう。
それは、とても大切なことです。
しかし、いつも「もらう側」でいるだけでは、本当の意味での成長にはつながりません。

自分も誰かに刺激を与える。
自分の姿を見た誰かが、「自分も頑張ろう」と思える。
そんな存在になることも、大切な成長の一つです。
そして、それは必ずしも高い技術を持っている人にしかできないことではありません。
全力でプレーする。
一球に食らいつく。
最後まで諦めない。
失敗しても挑戦する。
大きな声を出す。
誰よりも素直に取り組む。
夢に向かって、一歩ずつ努力する。
そういう姿は、技術とは別のところで、誰かの心を動かします。

自分では「まだまだだ」と思っている選手の姿が、実は誰かにとって大きな刺激になっていることがあります。
だから、自分の現在地を理由にしてはいけません。
「まだ上手くないから、何も与えられない」
そんなことはありません。
今の自分だからこそ与えられるものがあります。
大切なのは、誰かから何かをもらおうとする前に、
「自分は何を与えられるだろう」
と考えることです。
選手たちには「テイカー」ではなく、「ギバー」であってほしいと思っています。
もちろん、学ぶことは大切です。
人から受け取ることも必要です。
でも、受け取ったものを自分の中だけに留めるのではなく、今度は自分が誰かに返していく。
そして、自分が与えたものが、また誰かの力になっていく。
その循環が、人を成長させ、チームを強くしていきます。
「自分は何をもらえるだろう」
ではなく、
「自分は、何を与えられるだろう」
この視点を持てる人は、どこに行っても誰かの力になれます。
そして、そんな人が集まった場所には、自然と良い空気が生まれます。

刺激を受ける人から、刺激を与える人へ。
学ぶ人から、誰かの学びになる人へ。
もらうだけではなく、与える。
一方通行ではなく、互いに高め合う。
それが、本当の意味での「ギブ&テイク」なのだと思います。
逆転できる力
#009
逆転できる力とは、どのような力か。
技術?
体力?
もちろん、それも大切です。
しかし、一番大きな差は「まだ終わっていない」と思える力だと考えています。
試合では、不思議なことがよく起こります。
3点差が一瞬で追いつかれることもあれば、最終回に5点差をひっくり返すこともあります。
スポーツに「絶対」はありません。
だからこそ、最後まで勝負を諦めないチームには、逆転するチャンスが残されています。
一方で、点差ではなく、心が先に負けてしまうことがあります。
「もう無理だ。」
「今日は流れが悪い。」
「相手の方が強い。」
そんな言葉が心の中に浮かんだ瞬間、プレーは小さくなります。
声が出なくなり、足が止まり、判断が遅れます。
逆転できないのは、点差ではありません。
自分自身が勝負を終わらせてしまうことなのです。
では、逆転できる選手は何をしているのでしょうか。
「次の一球」に集中しています。
一点返す。
一人出る。
一つアウトを取る。
目の前の小さな成功を積み重ねています。
試合は、一気にはひっくり返りません。
一球、一歩、一声。
その積み重ねが、気づけば流れを変えています。

そして、もう一つ大切なのは、追いかける側には勢いが生まれるということです。
リードしているチームは「守ろう」と考え始めます。
しかし追いかける側は、「攻めるしかない」と腹をくくれます。
実は、逆転の始まりは技術ではなく、心の姿勢なのです。
スポーツ心理学でも、リードした側が守りの意識に入り、追う側が積極性を取り戻すことで試合の流れが変わることがあるとされています。
ペガサスで大切にしているのは、
「最後まで勝負を楽しめるチーム」であること。
負けているから下を向くのではありません。
負けている時こそ、笑顔で声を出し、仲間を信じ、自分を信じる。
その姿勢が、チームにエネルギーを生みます。
逆転とは、スコアをひっくり返すことだけではありません。
弱気な自分をひっくり返すこと。
諦めそうな心をひっくり返すこと。
その逆転ができる選手は、必ず試合も人生も強くなります。
逆転できる力とは、最後まで「可能性」を信じ続ける力なのです。
本気が、質をつくる
#006
質を求める前に、本気を求めよう。
「質の高い練習をしよう。」
もちろん、その通り。
しかし私は、少し違う順番で考えています。
本気があるから、質が生まれる。
そう思っています。
最初から質の高いプレーができる選手はいません。
フォームも崩れる。
タイミングも合わない。
判断も間違える。
だからこそ、挑戦が必要です。
そして、その挑戦を支えるのが本気です。
本気で走れば、苦しさが分かる。
本気で投げれば、力みが分かる。
本気で振れば、タイミングのズレが分かる。
本気だからこそ、本当の課題が見えてきます。
中途半端では、課題すら見つかりません。
質とは、失敗しないことではありません。
質とは、改善を繰り返した先にあるものです。
本気で挑戦し、
本気で失敗し、
本気で考え、
本気で修正する。
その積み重ねが、質をつくります。
ペガサスでは、失敗を責めません。
挑戦しなかったことを、もったいないと思います。
「良い失敗をしよう。」
それは、質を下げようという意味ではありません。
質を高めるために、本気で挑戦しようという意味です。

練習は、上手さを見せる場所ではありません。
成長する場所です。
だから失敗してもいい。
思い切り挑戦していい。
その本気が、未来の質をつくっていきます。
質だけを追い求めると、挑戦できない選手になります。
本気を追い求めると、挑戦できる選手になります。
そして挑戦を続けた選手が、最後には一番高い質を手にします。
だから私は、選手たちに伝え続けます。
「質を求める前に、本気になろう。」
負けることは、悪いことなのか?
#002

「負けたくない。」
勝負をする以上、その気持ちは大切だ。
いや、むしろ大切にしなければならない。
ペガサスも勝ちたい。
県大会で勝ちたいし、全国にも行きたい。
だから、負けて悔しいのは当たり前。
でも、ひとつだけ勘違いしてはいけない。
負けることと、成長しないことは違う。
勝つことだけを目指していたら、目先の結果に一喜一憂するチームになる。
逆に、「育てばいい」と勝負から逃げたら、本当の強さは身につかない。
大事なのは、
勝ちを目指しながら、負けから逃げないこと。
実際、本当に強い選手やチームほど、大きな敗戦を経験している。
悔しくて泣いた日。
何もできずに終わった試合。
自分の力のなさを思い知らされた瞬間。
そんな経験があるから、人は変われる。
勝った時、人は嬉しくなる。
でも、負けた時、人は考える。
「何が足りなかったのか。」
「もっとできたことはなかったか。」
「本気でやれていたのか。」
そうやって自分と向き合った人だけが、次のステージに進める。
だから、負けること自体は悪いことじゃない。
悪いのは、
負けたことを誰かのせいにすること。
負けた悔しさを忘れてしまうこと。
負けから学ぼうとしないこと。
そして、
「どうせ無理」と挑戦することをやめてしまうこと。
本当に強くなりたいなら、ボロ負けを経験することも必要だ。
自分たちの現在地を知ること。
足りないものを知ること。
悔しさを知ること。
それが、成長の始まりだから。
だから、負けることを恐れなくていい。
恐れるべきは、
挑戦しないこと。
本気にならないこと。
負けても立ち上がらなくなること。
成長期は一度しかない。
勝つことにこだわろう。
でも、負けることから逃げるのはやめよう。
負けは終わりじゃない。
負けは、
次に勝つためのスタートラインだ。
そしていつか、
「あの負けがあったから今の自分がある。」
そう胸を張って言える日がきっと来る。
Go into action.
いざ出陣








