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2026-08-17 07:00:00

ソフトボールは、もっと面白い

#016

 

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ソフトボールを指導していると、同じグラウンドに立っていても、選手によって見えているものが違うと感じることがあります。

 

ボールだけを見ている選手。

相手を見ている選手。

仲間を見ている選手。

そして、試合全体を見ている選手。

 

この違いは、技術の差だけではありません。

 

競技をどれだけ理解しているか。

 

私は、そこに大きな差が生まれると考えています。

 

ソフトボールには、投げる、捕る、打つ、走るという基本技術があります。

 

でも、試合で求められるのは「技術を持っていること」だけではありません。

 

その技術を、いつ、どこで、どのように使うのか。

 

ここに「判断」があります。

 

例えば守備。

 

打球が飛んできてから動くのではありません。

 

打者の特徴、アウトカウント、走者の位置、得点差、守備位置、相手の走力。

 

さまざまな情報を持った上で、「もしここに打球が来たら」と準備しておく。

 

だから、守備の上手い選手は、捕る技術だけが優れているわけではありません。

 

打球が飛んでくる前から、すでにプレーを始めている。

 

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走塁も同じです。

 

塁に出たから走るのではありません。

 

投手の動き、野手の位置、ボールの軌道、次の塁までの可能性。

 

さまざまな情報を見ながら、次の判断を準備しています。

 

そして攻撃も同じです。

 

打席では、ただ「打つ」だけではありません。

 

相手投手の特徴、守備位置、走者の状況、試合の流れ。

 

それらを踏まえて、自分の打席をつくっていく。

 

つまりソフトボールは、「技術を使う競技」であると同時に、「情報を集めて判断する競技」でもあります。

 

ここを理解すると、練習の意味も変わります。

 

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キャッチボールも、ただ相手にボールを投げるだけではない。

 

相手が捕りやすいボールを投げる。

 

相手の状態を見る。

 

声を掛け合う。

 

次のプレーを意識する。

 

ノックも、ただ打球を捕るだけではありません。

 

「この打球なら、どこへ投げる?」

 

「走者がいたら?」

 

「一つのアウトを取るのか、次のプレーまで考えるのか?」

 

そう考え始めた瞬間、練習はゲームに近づいていきます。

 

私は、選手たちに技術を教えることと同じくらい、競技の見方を教えることを大切にしています。

 

なぜなら、競技を理解すればするほど、自分で考えられるようになるからです。

 

試合では、指導者がすべての答えを教えることはできません。

 

グラウンドに立つのは選手です。

 

その瞬間に何が起きているのかを見て、考えて、選択する。

 

だからこそ、日々の練習から「なぜ?」を大切にしたい。

 

なぜ、このプレーなのか。

 

なぜ、この場所なのか。

 

なぜ、この選択をしたのか。

 

その問いを持つだけで、同じ練習、同じ試合でも、見えるものが変わってきます。

 

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技術が増えれば、できることが増える。

 

知識が増えれば、分かることが増える。

 

経験が増えれば、気づけることが増える。

 

そして、考えるようになれば、今まで見えていなかったものが見えてくる。

 

それが、ソフトボールの面白さです。

 

ソフトボールは、ただ技術を競うスポーツではありません。

 

見る。

読む。

考える。

選ぶ。

 

その一つひとつが、次のプレーをつくっていきます。

 

だから、もっと知ってほしい。

 

もっと考えてほしい。

 

もっと競技を楽しんでほしい。

 

知れば、見える。

見えれば、考えられる。

考えれば、

ソフトボールはもっと面白くなる。