PEGAZINE-ブログ-
ホワイトエンジンでいこう
#010
スポーツには、二つのエンジンがあります。
一つはブラックエンジン。
もう一つはホワイトエンジンです。
ブラックエンジンとは、不安や恐れ、悔しさ、怒り、焦り、意地など、マイナスの感情を力に変えるエンジンです。
「負けたくない。」
「失敗したくない。」
「見返したい。」
「何くそ!」
そんな感情が、人を踏ん張らせることがあります。泥臭く、しぶとく戦う強さも、このエンジンが生み出す力です。だから、ブラックエンジンは決して悪いものではありません。勝負の世界には必要な力です。
しかし、小・中学生カテゴリーにおいて、まず育ってほしいのはホワイトエンジンです。
ホワイトエンジンとは、夢や希望、憧れ、仲間への感謝、そして「もっと上手くなりたい」という純粋な想いを力に変えるエンジンです。
私自身、ソフトボールを始めた頃は、このホワイトエンジンで走っていました。ただ楽しく、もっと上手くなりたい。その想いが、夢中で練習する原動力でした。
ところが、上のステージへ進むにつれ、勝敗への重圧やプレッシャーに何度も直面しました。不安に押しつぶされそうになることもありました。
そんなとき、いつも心の中で自分に言い聞かせていました。
「ホワイトエンジンの自分を信じよう。」
ソフトボールが好きだった原点を思い出すたび、不思議と心は軽くなり、もう一度前を向くことができたのです。

だから私は、ホワイトエンジンこそ最強だと思っています。
それは、明るい性格だからではありません。
苦しい状況でも、自分の原点に戻り、夢を忘れず挑戦し続けられる強さだからです。
もちろん、勝負どころではブラックエンジンも必要になります。
悔しさも、意地も、「負けたくない」という気持ちも、大きな力になります。
しかし、その力を正しく使えるのは、ホワイトエンジンという土台がある人です。
ホワイトエンジンは、生まれ持った才能ではありません。
苦しいときほど顔を上げること。
仲間を励ますこと。
できない理由ではなく、できる方法を考えること。
壁を、未来へ進むための扉だと信じること。
そんな日々の選択が、少しずつ心を育てます。
そして、一人の明るさは、やがて仲間へ伝わります。
その積み重ねが、チームの空気を変え、文化をつくっていくのです。
PEGASUSは、ホワイトエンジンで走るチームでありたいと思っています。
夢を忘れず、自分を信じ、仲間を信じる。
その明るさは、自分を照らすだけではありません。
仲間を照らし、チームを照らし、未来を切り拓く光になるのです。
今日のペアは、今日のご縁
#008
〜目的を共有した瞬間、キャッチボールはチーム練習になる〜
「キャッチボールを見れば、その選手やチームのことが分かる」
キャッチボールには、技術だけではなく、思いやりや準備、観察力、そして仲間とのつながりまで表れます。
だからペガサスでは、キャッチボールを始める前に必ず伝えている言葉があります。
「今日のペアは、今日のご縁。」
誰とペアになるかには、必ず意味があります。
意図的に組み合わせる日もあります。
偶然そのペアになる日もあります。
でも、どちらであっても、その時間には必ず価値があります。
キャッチボールを始める前に、お互いで目的を確認します。
「今日は何を意識する?」
「今日は何を合わせる?」
その一言が、キャッチボールの質を大きく変えます。
例えば、ピッチャーとキャッチャーなら、球筋やボールの回転を確認しながら、今日の調子を感じ取る時間。
二遊間なら、送球のタイミングや足の運びを合わせる時間。
内野手と外野手なら、コールや中継プレーを意識する時間。
もちろん、チーム全体で同じメニューに取り組む時間もあります。しかし、その合間には、そのペアだからこそ確認できることがあります。
目的が共有されているからこそ、一球一球に意味が生まれるのです。
キャッチボールは一人の練習ではないと思っています。
相手がいて、初めて成立する練習です。
だから、ボールを投げ始めた瞬間から、もうチーム練習なのです。
相手のことを考え、目的を共有し、声を掛け合い、タイミングを合わせる。
その積み重ねが、試合での連携になります。
その積み重ねが、仲間への信頼になります。
そして、
その積み重ねが、チームの文化になっていきます。
キャッチボールは、ボールを投げ合う時間ではありません。
互いの考えを伝え合い、理解し合う時間です。
今日のペアは、今日しかありません。
だからこそ、そのご縁を大切にする。
ペガサスは、一回一回のキャッチボールを、チームを育てる時間にしたいと考えています。







